70代の父親が突然死した。
母親はそれ以前に他界して父親は一人暮らしをしていた。
長男が父親の家の遺品整理を始めた時だった。
押し入れから出てきたのは大量のビデオテープだった。
しかもAVビデオなのだが、驚くのはそれだけではなかった。
若かりし頃の父親が男優として出演しているものばかりだったのだ。
男優として300本の作品に出演していた理由は、巨根の持ち主だったためだ。長さは優に20センチを超えている。
残念ながら長男は父親の遺伝子を受け継ぐことはなかった。
ギャラの明細書も紛れ込んでいた。
ダイアモンド映像のもので1本1万円だった。
男優なんてそんな価値しかないということが分かる。
父親の仕事は今は合併してなくなっているが、都市銀行の行員だった。
この秘密は兄弟にも打ち明けないことにした。
このまま捨てると誰かに拾われて再生される恐れがあるので、ハンマーでたたき壊すしかないか、と考える今日この頃だ。