2代目ホールオーナーには3人の子供(男2人、女1人)がいる。
ホールは先代の時代から2店舗で、儲かっている時代でも拡大することはしなかった。
子供にはホールを継がせる気はなかった。
オーナーの学歴は高校中退の中卒。奥さんは高卒だった。
ホールを継がせないと決めると、自身の学歴コンプレックスから、教育に力を入れた。
その時に注力したのがスマホを使わせないことだった。
高校生になると友達との連絡用に買い与えたが、夜9時から10時の間、10分間だけスマホを許可した。それが過ぎると預かった。スマホは小便と一緒。1回2~3分程度の使用で終わらせることがコツだ。他の時間は勉強と習い事に費やした。スマホ中毒になると学力が落ちるためである。
ホールの客を見ていて、毎日だらしなく生きているように見えると共に、有限な時間を無駄遣いしているように思えた。
まさにスマホが無駄な時間をズルズル過ごすパチンコと同じように映った。
だから、子供にはスマホを与えなかった。
スマホをさせなかった結果、3人共東大に合格して、現在は社会人として働いている。
この教育を従業員にも行った。
ホールスタッフが休憩中にスマホでゲームすることはない。休憩室には古本屋からオーナーが買ってきた新刊が常時50冊ほどの新刊あり、休憩時間は読書タイムになっている。
その他、新聞は3大紙と日経新聞を購読している。