出版社に勤務する人が杉並区に出た分譲地に一戸建て住宅を新築したのが3月だった。
4月から東京では新築住宅にソーラーパネルを取り付けることが義務化されるからだ。ソーラーパネルを付けると100万円ほどかかるそうだ。
その分譲地には3月までの駆け込み建築が相次ぐ中、お隣さんは分譲地を3軒分も買って建てた豪邸だ。
夫婦はまだ30代で、どうしてそんなおカネがあるのかと思っていたら、パチンコ屋の御曹司であることが分かる。
引っ越しのあいさつで持ってきたのがカップ麺50個だった。パチンコの景品で余っているのを持ってきたのかと詮索した。
パチンコ屋の御曹司が住む大豪邸の割に、乗っているクルマはミニクーパーでギャップがあった。
お隣さんは毎日のようにAmazonの宅配便が届いている。
ある日、プチプチで包装されたスロットが届けられた。
日を変えて計2台。
それ以来、お隣さんからジャグラーの音が聞こえるようになった。
家でもジャグラーを打ちたいスロット好きだった。