50代の会社経営者は会社を畳むべきかどうか悩んでいる。
仕事は道路の舗装やガードレールの補修などを生業としている。
自治体の依頼がなければ仕事は発生しない。各自治体も緊縮財政で道路の補修工事の予算もなかなか出なくなっているのが現状で、売り上げは減る一方なので、会社の規模を縮小するか廃業するか迷っている。
この経営者は中卒で、叩き上げで会社を興したやりてでもある。
息子はいるが国立大学を出て上場企業に就職して年収は800万円でオヤジをこえている。つまり、後継ぎはいない。
不動産収入があるので会社を畳んでも夫婦で食べて行くことはできる。
未練があるのは大地震が来たら、復興工事で必ず仕事はじゃんじゃん入ってくる。その時に会社がなかったら悔しいという思いがある。
ただ、国は東日本大震災で学んだ。
復興工事が完了しても元の様に住人が戻ってこないことを。公共事業に大きな予算をかけても無駄だということを学んだ。
だから、能登半島地震では珠洲市の復興が特に遅れている。
元々過疎県で住んでいるのは高齢者ばかり。復興事業におカネをかけても投資効率が悪い。
国としては集団移転してくれてそちらに予算をかける方が効率はいい。
そんなこともあって復興工事が進まない。