男2人が喫茶店でお茶を飲んでいた。
年配者のスマホに着信があった。
登録していない番号からの着信だった。
登録していない番号には出ないことにしていた。
すると、もう一人が興味本位に「私が出てみましょうか」と断って電話に出てみた。
本人ではなく息子の体で出た。
電話主は築地署の警察を名乗った。
近くに親はいるということで本人に代わった。
スピーカーフォンにして2人で内容を聞いた。
まず、本人確認ということで氏名と住所と免許証番号を警察を名乗る側が伝えた。
ビンゴだった。
さらに「JCBカードを持っていますよね」と畳みかけた。
警察を信じるしかなかった。
用件はある事件に巻き込まれている、ということ。
「やまだたかしを知っていますか? 逮捕しました。査協力をしてもらえますか」ということだった。
怪しさプンプン。
「では築地署に向かいます」と協力する姿勢を示した。
「極秘捜査なので署にこられても段取りがあるので…」と外で会うことを要求してきた。
銀座4丁目で会うことになった。
するとスーツ姿で革靴がピカピカの男が一人で現れた。
確認のために警察手帳を要求すると「見せられない」と断ってきた。
怪しさ1000%だ。
「命が狙われているかもしれない」と不安を煽る。
「もっているカードをすべて止められますか? カード番号を教えてくれたらこちらで止めます」
馬脚を現した。
「私の方で止めます」
これで終わった。
詐欺被害を免れることができたが、情弱の老人なら引っかかったりするのだろう。