与論島でスキューバダイビングした人が、海底で水中カメラを発見した。
フジツボが付着しているぐらい古いものだった。
そのまま東京へ持ち帰った。
さすがニコノスだった。SDカードを読み取ると画像が出てきた。
水中で撮影した写真以外にあったのが、ハメ撮りのエロ画像の数々だった。そこに映し出された女性はいずれも美人。キャバ嬢やホステスのようだった。その数30人あまり。不倫旅行の模様も納められていた。
そこには持ち主と思われる男の顔も写っていた。
イケメンだった。
この画像をスキューバダイビング仲間40人に転送した。
するとその中の1人が「これ、ウチの社長です!」という爆弾発言が寄せられた。
社長の弱みを握った瞬間だった。
これを活かさないといけない。
男は社長に対して「私のスキューバ仲間が与論島でニコノスの水中カメラを拾って地元の警察に届けたんですよ」とうそぶいた。
社長の顔色が変わったのを見逃さなかった。
「それ、俺のだ。返してもらいたい」
「拾った人は中身は見たようです」
「え~!」
「私は見ていませんが」
「お前に仲介料3万円やるから10万円で買い取らしてもらってくれ」
スキューバ仲間から持ち主が分かった珍事だった。