東京で先祖代々続く300坪余りの豪邸に住んでいるのは、長男(60代)。不動産業などを営む父親は91歳で昔から女遊びが激しくて、愛想をつかした母親は20年前に家を出た。
家を継いだ長男は父親と同居しているんだが、ほとんど家にいることはなく、これも昔からなので慣れっこになっていた。
警察から「父親が死亡した」と電話があった。
死因は愛人宅での腹上死が疑われた。
この年でも女遊びを止めることなく、バイアグラに頼っていたが、それが効かなくなり、最強の勃起薬とも言われる「レビトラ」に手を出していた。
当然処方箋が必要なのだが、かかりつけの医者は年齢的にも危険なため、使わない方がいいということで処方箋を書くことはなかったが、闇ルートで手に入れていたようだ。
変死だったので解剖した結果、レビトラの成分を検出して、これが死因と考えられた。
長男は愛人宅で、愛人に会った。
年齢は76歳の婆さんだった。
何と付き合って40年になる、という。住んでいる家だけでなく、生活費の面倒もずっと見続けてようだ。
この愛人との間に隠し子はいないとのことだったが、出て行った母親によると隠し子はいるようなことを話していた。
資産は土地・家屋・有価証券で25億円相当になる。
遺言は公証役場に預けてある。
そこには隠し子のことも書いているのか、長男は心配でならない。
それでなくても不仲の妹が2人いるので、財産分与では揉めることは間違いない。
遺言を開くのが怖い今日この頃だ。