還暦さんの同級生が「年末ジャンボで10億円を当てた記念同窓会」が、2月某日、西武戦でビジター球団が泊るホテルで開かれた。当日参加したのは59名(うち女性6名)。全員が金一封が貰える情報を聞きつけて参加した。宴会場では円卓を囲み、中華のコース料理が振舞われた。
本人は宝くじに当たったことを内緒にして欲しい、ということだったがバレバレだった。
冒頭、幹事が本人を壇上にあげてあいさつさせた後、各テーブルを回って「これで恩は返したからな」「奥さんに美味いもので食わせてやれ」などと言葉を交わしながら、10万円が入った茶封筒を手渡した。
その模様は本人が手配したプロのカメラマンが撮影して回った。
金一封だけで590万円也。
宴会予算は青天井と言っていたが、このホテルでは、1人8000円ほどで同窓会プランがある。1人1万円としても60万円。
二次会は野球ファンが集う居酒屋へ場所を移し、健康や離婚話で盛り上がった。
二次会終了後は全員をタクシーで帰した。
ざっと計算しても700万円以上を散財していることになる。
こうして、自分の幸せをお裾分けする人の晩年は、まだまだ、きっと、いいことがあるのだろう。