30年以上前に勤めていたホールの同僚にばったり遭遇した人の話。
その元同僚は駆け落ちでホールに辿り着いた夫婦だった。当時で30代。
旦那が異常なほどの焼きもち焼きで、奥さんが客と話をしているだけでも、嫉妬が渦巻いた。
そんな性格なので、職場でも一対一で奥さんと会話することはNGで、それは引継ぎ事項にもなっていたほどだ。
最近、温泉スパへ行った。
そこで、元同僚らしき人に風呂場で遭遇することになる。
背中に小さく刺青をしていることは知っていて、観たこともあった。
背中に大きな絆創膏が2カ所貼られていた。
位置的にもこれは元同僚に違いないと思った。
観察していると驚いたことにチンコと玉がないことに気づいた。
風呂場で声を掛けることはできなかったが、食事処で奥さんらしき人といるのを見て、間違いないとおもって「〇〇さんですよね」と声を掛けた。
ビンゴだった。
あれだけ夫婦仲が良かったのに、一度離婚して、またくっついたことなどが明らかになって行く。
ホールを辞めて旦那の方はゲイバーで働き始めていた。昔からその毛はあったようだ。この時はすでに離婚していた。
職場の友達がタイで性転換することになった。その時、付き添いでタイへ行った。本人はそのつもりはなかったのに、勢いで性転換手術を受けてしまった。
風呂場でチンコと玉がなかったのはそのためだった。
ノリで性転換したことを今でも失敗した、と後悔している。
精巣がないため、ホルモンバランスが崩れたり、射精できないのであの時の快感が全く得られないことが不満だった。
苦しんでいる時に元妻に連絡したら、元のさやに納まって今がある。
年齢は70近くになっているが、今はいつ潰れてもおかしくないホールで働いている。