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by tetorayade

神格化しすぎの高校野球

嫌いな呼び名の一つに「高校球児」がある。球児。記憶が正しければ朝日新聞の記者が命名したようだったが、広辞苑を紐解くと野球に打ち込んでいる小中高校生、とある。

要は球を追っかける児童ではないか。

小中学生に対して球児という言い方はしないが、これが高校生となると途端に「高校球児」となる。球児というネーミングが高校生には似つかわしくないだけに、違和感も覚えていた。

「高校球児が今年も夏の甲子園を目指す」てな見出しで、7月になれば朝日新聞は出場校の紹介から始まり、地方予選、全国大会、と紙面が甲子園シフトに変わる。

NHKをはじめ、テレビ朝日系列は8月は盆過ぎ辺りまでが甲子園編成に切り替わる。おらが高校の、おらが県の代表の応援に熱狂する。

生徒を集めたい私学が、甲子園を広告塔として使うようになったのは、何10年前からだろう。甲子園常連の有力校には、中学校で目立った選手が野球留学して、甲子園出場のチャンスを狙う。

甲子園で目立った活躍をすれば、プロからの誘いがかかる。甲子園はプロ野球予備校の役割を果たすことになる。

高校生のスポーツをことさらここまで取り上げてきたのは、主催者が朝日新聞というマスコミだからだ。それ以外の何ものでもない。もし、それが野球ではなくサッカーであれば、今のプロ野球とJリーグは逆転現象を起こしていたことだろう。

で、本題。

高校の運動部であれば暴力や喫煙問題は日常茶飯事の問題なわけだ。野球部だけでなくどんな部でもある問題だ。それをここまで大問題にするのは高校野球が肥大化しすぎたからではないだろうか。マイナーなスポーツならここまで大騒ぎになることはまずない。

そう、スピード違反で捕まったことでいちいちマスコミが取り上げないのと同レベル問題が、高校野球というだけでここまで大問題になって騒ぐほうがおかしい。

それは高野連の体質にも問題がある。

問題を起こして欲しくない高野連は、これまで一罰百戒、連帯責任という形で自分達の責任を逃げてきた。自分達が大岡裁きができないために、ちょっとでも問題を起こすと報告させ、それが遅れたことをまた問題視する。ルールに従わない高校側が悪い、と。

暴力事件や喫煙問題を起こすと「出場停止」という葵のご門を懐から抜き出す高野連の処分が報告を遅れさせる原因になっている。それを「隠ぺい体質」と高校側をマスコミは批判する。

道路公団と同じような匂いがする高野連を解体してもいいぐらいだ。主催者も1企業の朝日新聞から文部科学省が適任とはいわないが、第三者機関にすれば、高校野球だけがここまで新聞の紙面を割くこともなくなる。

高校野球だけを神格化しすぎるからこんな問題が起こるのだ。


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by tetorayade | 2005-08-24 23:34 | スポーツネタ