とある自動車セールスマンが「創価学会員になってくれたら契約してあげる」との甘言に乗って、気軽に学会員になった。今から35年以上も前の話だ。
日曜日はカーディーラーの書き入れ時だが、学会員になると日曜日のたびにイベントごとがあるので、それで程なく学会からも手を切った。
新興宗教が言葉巧みに勧誘する一つの方法だ。
セールスマンは売り上げノルマを達成するために、入会したように、政治家は票欲しさに、組織票が読める新興宗教にもすり寄る。
それが今の統一教会と政治家の結びつきだ。
統一教会もバカではないから政権与党でなければ協力はしない。その古くて長い結びつきが山上容疑者によってパンドラの箱の蓋が開けられたことになる。
自民党がすり寄るのは統一教会だけではない、単独では政権が取れないとなれば、公明党とだって連立を組む。これも統一教会問題と根は同じだ。
で、統一教会問題では渦中の人となっている萩生田政調会長だが、地元では「八王子の恥」とまで言われている。
生稲晃子を八王子の教団関係施設に連れて行ったのは、当然、最初から予定に組み込まれたもので、おばさんになったとはいえ、「元アイドル」を連れてきたことで、当日、施設内は大盛り上がりで、萩生田も鼻高々だった。
票の為、当選したいがためという私利私欲が、統一教会との関係をズブズブにしてしまう。
政治家たるもの利他の心がなければ、政界に出てはいけない。