このまえ、大手家電量販店が大型液晶テレビの価格の桁を間違えてネットで流す失態を演じたばかりなのに、イオンは本気で32インチ液晶テレビを10万円で販売したではないか。国産メーカー品なら20万前後するから、約半額。用意した1万台は即日完売になった。
確かに安い。台湾製だから安い。
その製品を実際に見たことはないが、ジャスコで販売している韓国・LG社製の液晶テレビは鮮明さに欠ける、という印象がある。
液晶は価格が下がってきたとはいえ、1インチ1万円が相場で、単純計算すれば3200円になる。この値段で一番重要な画質は大丈夫なのか?
あばたもえくぼとはよくいったもので、安さに惹かれてたまらず欲しくなれば、少々画質が劣ることは気にせずに勢いで買ってしまうものだ。
しかも、イオングループで全国1万台だから、1店舗あたりの割り当ても限られている。こうなると購買者心理は煽られる。
ネット販売では現物を見ずに買っていることになる。
イオンが共同開発したデジカメがある。500万画素ぐらいで2万円を切っていた。大振りで、デザインももひとつ。食指一切動かず。
液晶テレビのデザインは成熟しているので、外観はデジカメと違って見劣りすることはない。
しかし、テレビは外観より画質。
これから毎日観るものだけに、10万円に飛びついて後悔する人は何%ぐらいいるのだろうか?
イオンも1~2年でクレームが来ることのないように、製品開発していると思うのだが、液晶の品質を落とさないと、そんな低価格は実現できないはず。
それとも、これが実際の価格で、他メーカーが利益を載せすぎているのか?
追記
それ以前に、地上デジタルには対応していないことが判明しました。ロンドンオリンピックは別売のチュナーを買わないと観られない、ということですか?
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