飲食業界では定額制によって客の来店頻度を上げようとしているが、テレビで紹介されていた京都の定額制居酒屋は、まさに来店動機を呼び起こし、売り上げ増につながっている。
な、な、何と、店で提供するアルコールが1カ月4000円の定額制で飲み放題になる。4000円払うだけで、飲み放題が1カ月も続く夢のようなシステムだ。酒豪なら1回で元を取ってしまう。客はタダで酒が飲める錯覚に陥る。ただし、毎回380円の料理を2品注文することが条件となる。
店の儲けは料理をたくさん注文してもらうことで、アルコールの赤字分をカバーすることになるが、まさに損して得取れ。
「酒代がタダなので週2回以上は来る」(40代主婦)
「調子がいい日は10杯は飲む。また明日も来る」(40代作業員)
酒がタダで飲める感覚なので行かなければ損した気分になる。従って来店頻度は確実に上がっている。