年末のボーナスをもらったらイトーヨーカ堂を辞める人がいる。
不惑の年を迎える手前で独身、という身軽さもあって田舎へ帰って実家の商売を手伝う。
「セブンアンドアイホールディングスになってから社風が酷くなった。イトーヨーカ堂は家族的な社風だったのに、子会社のセブンイレブンが大きくなってから、子会社が親会社を逆転した。セブンイレブンは末端の店舗を虐めて大きくなった会社で、不名誉なブラック大賞ももらった。セブンイレブンが幅を利かせるようになってから、身内にも冷たい態度を取る。社内がギスギスしている」と不満が爆発する。
大企業だからといって安心できる時代ではない。
イトーヨーカ堂からはいい人材ほど先に逃げているという。
セブンイレブンの社員の中にはセイコーマートへの転職を考えている人もいる、という。