たつの市の龍野神社の紅葉を撮影に行った帰りだ。厳密には龍野神社へ行ったつもりが国民宿舎赤とんぼ荘の帰り道だ。
古い町並みの中を通り抜けていると、凄い数の人が街中を歩いている。何か、お祭りでもやっているのではないか、と気にはなったがそのまま通り抜けて帰路についた。
でも、何か気になるので引き返した。
バイクを止め、張っているポスターを見て、この人ごみの意味が分かった。
オータムフェスティバルというイベントを町全体を使って開催していることが分かった。
時刻は1時半過ぎ。まだ昼飯を食べていなかったので街中をぶらつき、食い物屋を探す。
最初に見つけたのがカレーの看板。
とりあえず、その屋台へ。
びっくらこいたのが、何とカップに入れて600円也。サイズ小さすぎ。腹の足しにもならん。
肉屋のコロッケは大行列。並ぶ気にはならず。
たこ焼きは20分はかかる。
諦めかけているところに広島焼の看板。腹はペコペコ。猫まっしぐら。
ところが、ところが。ちゃんとした店ではなく、この日のためにやっている? 焼いているのはド素人。
作っているところを見ていても危なっかしい手つき。何よりもキャベツを大量に入れているのはいいが、キャベツの水分が出てべちゃべちゃ。出来上がったものは広島焼とは名ばかりで、もんじゃ。広島焼を名乗るだけあって、愛想程度にソバが入っている。
広島焼というにはおこがましすぎる。
腹が減っているので完食したが、とてもおカネが取れるような代物ではない。
一つだけ勉強になったのはヒガシマル醬油の本社がたつの市だった、ということ。
400年前にこの地で醤油づくりを始めている。