名門早稲田実業で日常的に繰り広げられている光景がある。
これは下校時の写真だ。
どっきりカメラで集団が襲ってくるというものではなく、これが日常の光景だ。道幅いっぱいに我が物顔で早実の生徒が駅に向かう様子である。
怖くて、生徒たちとは逆方向に進むことが憚れる。
ちなみに撮影されたのはこの場所だ。
正門から国分寺駅に向かう商店街が生徒たちの通学路となっている。
両手に荷物を抱えて正門方面に向かっていた人がこの集団に出くわした。
生徒たちは避けようともせず、「どけどけ」と言わんばかりに、むしろぶつかってくる感じだ。
早実としてのマナーがまるで教えられていない。
地元では当たり前すぎて何とも思わなくなっているようだが、これは異様な光景だ。
この行為は是正させなければいけないと思い、意を決して早実へ行った。
事情を説明すると最初は若い先生が対応に出てきた。先生を立たせる必要があると応じてくれた。
生活指導の先生をお願いすると、えらっそうな態度で定年間近そうな先生が出てきた。
改めて説明すると「はい、分かりました」の一言。
他に何か言うことはないのかと待ったが無言である。
今後の対応をどうするか、という答えを期待しているのに、「はい分かりました」で片付けようとする態度に、怒りが湧いてくるのを抑えた。
こんな常識のない先生が生活指導をしているようでは、一向に改められない、と実感した。
集団によろけてこけたおばあちゃんを起こそうともしない。
これは週刊誌が取り上げ、テレビが後追いして初めて改められる。
新潮さんお願いします。