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by tetorayade

相手を潰すのは監督・コーチからの指示で試合に出させてもらうためだった

日大アメフト部の加害者側である宮川泰介(20)選手が、日本記者クラブで記者会見した。


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MHKを始めフジ、日テレ、TBS系列の民放3局が生中継した。

監督・コーチからの指示はあったのか、なかったのか、この一点に日本国民の関心が集中した。

実名、顔出しで記者会見に臨んだのは、顔を出さない謝罪は、謝罪ではない、との強い思いからだった。

相手を潰す指示は井上コーチからだった。このコーチは高校時代の監督で、それなりに信頼関係はあったものと思われる。

時系列で話を進めると4月22日と29日の試合ではスタメンで出場していた。

その後、「宮川はやる気がない」と監督・コーチ陣から見られ練習を干され、試合にも出してもらえない状態が続いただけでなく、「日本代表を辞退しろ」と追い込まれていた。

問題の関学との試合の前日5月5日も実戦練習から外されていた。ここでコーチから悪魔のささやきがあった。

「(監督に)クオーターバックを潰すので出させて下さい、といえ」とコーチから命令を受けていた。

ポジションの先輩からも「1ゲーム目で潰せ」と追い打ちを掛けられた。QBをケガさせたら秋の大会には出られないから有利になる。だから潰せだった。

ずっと練習にも参加させてもらえない状況で、拒否することはできない状況へと追い込まれていく。

試合当時の5月6日。宮川選手はスタメンから外されていた。井上コーチに昨日のことを確認した。すると「監督に潰しに行くので出させて下さいと言いに行け」と言われた。

監督室に行き、潰すことを告げると内田監督は「やらないと意味がない。思いっきりやってこい」と発破をかけられた。

そして、試合に出させてもらうために、QB潰しを実行する。

3回ものペナルティを繰り返すが、普段はおとなしいために相手に向かって行くことがない自分を鼓舞し、監督・コーチに認めてもらうための行為でもあった。

退場となり、自分が仕出かしたとんでもない違反に、一人テントで泣いていた。その姿を井上コーチに観られた。そして井上コーチに「優しすぎるところがダメなんだ」と叱責される。

5月8日には退部を申し出る。

5月11日には監督に個人として関学のQBに謝罪に行きたいと申し出るも、止められた。

5月15日に日大が監督と選手の間で乖離があった、と回答したことを受け、宮川選手の父親が弁護士のところへ相談に行く。監督の指示が否定され、このままでは事実が明らかにされない危機感、息子が悪者にされる危機感が親御さんにはあった。

5月18日にやっと本人の下に謝罪に出向く。内田監督が関学に向かったのは翌19日のことだった。

宮川選手は現時点ではアメフトを「今後も続けることはない」と断言した。

監督・コーチについては多くを語らず、「監督・コーチ陣からのプレッシャーがあったにせよ、判断ができなかった自分の弱さがある」とむしろ、上をかばった。言いたいことを吐き出せず、奥歯にものが挟まった状態だった。

勝つためには手段を択ばない日大は有望な選手の未来まで摘み取ってしまった。



by tetorayade | 2018-05-23 00:01 | スポーツネタ