仮想通貨市場最大の580億円分のネムがハッキングされたコインチェック問題をしょうもないことばかり延々と取り上げるテレビ各局のワイドショーが、申し合わせたかのようにスルーだ。
時事ネタを深堀りするフジテレビのバイキングは29日放送分では大相撲問題をトップに取り上げる始末。視聴者が知りたいのはそんな問題ではない。
コインチェックは顧客に対して日本円で返済するというが、できたばかりの会社にそんな資産があるのか、不安で仕方ない。返済日もいついつまでと区切らない。資産があるなら、せめて日付を切らないと顧客も不安だ。
そういうところを深堀すると共に、仮想通貨のイロハを取り上げるべきなのに一切ほっかむり。
ま、想像は付く。
コインチェックはテレビ各局とも大事な大スポンサーだった。あれだけ、出川のスポットCMをガンガン打ってくれるクライアントはそうそういない。さらにコインチェック以外にも仮想通貨の取引場は、今後とも大事なクライアントで、仮想通貨の不安を煽るようなことは、営業部からストップがかかっていることぐらい素人でも分かる。
営業からストップがかかって今一番知りたいことを取り上げないテレビは、ますます視聴者から見放されて行く。
経済の専門家はメガバンクが独自に仮想通貨を発行したら、いずれ仮想通貨は暴落するというが、メガは銀行と利用者との間での取引のみなので、そんなことも起こりそうもない。
利用者としては仮想通貨なので100万円以上でも送金できるだけでなく、安い手数料で送金できることだろう。
コインチェックは手数料は高いがそれでもメリットがあるから利用者が多いようだが、年間1兆円の取扱高があれば、0.01%でも100億円。恐ろしい数字だ。