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by tetorayade

しどろもどろ会見の真相

事故当日の午前9時半には1種A体制が敷かれていた。
これは列車事故で多数の死傷者が出たために全社を挙げて対応する必要がある事態に発令される。

阪神大震災以来10年ぶりの非常事態であるが、天王寺車掌区には出動命令は出ていなかった。

その場合招集されるのは区長であって一般の車掌は対象外である。

JR発足以来の大惨事である。

ボーリング問題で一連の行動を見ていると天王寺車掌区からすれば、よその会社のことという意識が強かったことが分かる。旧・国鉄時代のセクト意識が根強く残っているから、彼らは予定通りボウリングができたのだと思う。

そう考えれば、彼らの行動は誉められることではないが、責められることでもない。非常識、不謹慎ともいえる行動も理解できる。

一方のマスコミはJR西日本という一つの会社でくくるから、ボウリング問題をことさら非常識だと追及する。

昨日はボウリング問題だけで都合3回の記者会見が開かれ、最後には専務職が登場した。

2回目の記者会見で「ボウリングに参加した一人一人の声を聞きたい」という質問が飛んだ。手元には1人1人から聞き取りした調査資料があるが、課長クラスではしどろもどろの回答が続いた。

それで3回目の会見に記者団が引きずりだしたのが専務。

記者から「ボウリングは隠蔽体質があったと思われてもいいんですね!」と言質を取られる始末だ。

それに対して反論もできない情けない姿。

今日もボウリング糾弾会見のエース記者は鬼の首を取ったぞ!と意気揚々としたことだろう。

歯切れの悪い会見の真相は旧国鉄体質が残っていること。車掌区が違えば、よその会社という意識が40代以上の社員には根強く残っている。

この本音がいえないために、JR西日本はしどろもどろも記者会見を繰り返すばかりなのだ。

そんなことよりも事故列車に乗り合わせて、出勤した運転士が脱線直前に「急ブレーキは感じられなかった」と証言していることが分かった。

その運転士は福知山線も運転しているのでプロの感覚からしても重要な証言である。車掌を含め3人のプロが生き残っているのだから、彼らの証言でどういう運転振りだった、ということを究明することのほうが大事だろう。


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by tetorayade | 2005-05-06 09:14 | 社会ネタ