新幹線開業50周年記念100円硬貨の引換が22日から始まった。
そのニュースを見て、三菱東京UFJ銀行に行って行列に並んでいた。
そこへ同行と提携しているカード会社の女が声を掛けてきた。
「新幹線でご旅行とかは行かれないんですか?」
「?」
「ニコスカードは傷害保険も付いていて大変お得です」
「あっ、持っているから」
その人は本当にニコスカードを持っているからそう返事したにも関わらず、さらにこう被せてきた。
「ご旅行代金も5%安くなってお得です」
「だから持ってるから」
街頭ならキャッチセールスから逃げることはできるが、ここは銀行内。逃げることも出来ない。
「持っている、といえば、そこで『大変失礼しました。ご利用ありがとうございます』というのが普通なのに、それさえもできない。まず、最初に社名を名乗れべきなのに、いきなり新幹線の利用もない」と銀行のお客様相談係に事の次第を報告した。
そのセールスウーマンが新人だったのか、カード勧誘に必死になるあまり客のいうことも耳に入っていない。
ましてや、銀行の軒先を借りて営業しているわけだから、ニコスカードのイメージも悪くなるというもの。