東京都下に在住のAさんが東京駅100周年のスイカを買い求めるために自宅を出たのが朝の5時。東京駅には6時過ぎに到着したがそんなに人は並んでいないだろうと思って喫茶店でモーニングを食べて、余裕をかませて発売所に向かった。
販売時間の7時までには数千人の客が訪れ、現場は大混乱していた。
一体、最後尾がどこなのかもまったく分からない状態。iPhone6の販売にも並んだ人で、その時は転売目的の中国人の姿が目立ったが、中国人は見当たらなかった。
しかしこの大混乱は予想外だった。
1時間もかからないうちに販売中止になったが、素直に諦めた。
並んでいる時の光景は昔は読書だったが、今は大半の人がスマホ片手に時間を潰している。
その時だった、20代の若い音が「すいません、入れてもらえますか」と気の弱そうな人に声を掛けていた。要は友達のふりをして列に割り込もうとしているのだが、カネを渡そうとしていた。ま、断られ続けていたが、そんなにまでして100周年スイカが欲しいのか。
JRは改めて販売するといっているが、1万5000枚なんて数量を限定しないで、欲しい数だけどんどん作ればいい。
数量を限定するからヤクホクで転売する者も出てくる。
帰りの電車の車内放送ではスイカの発売が中止になったことを繰り返し放送していた、というが、プレミアム感なしに都内の駅ならどこでも買えるようにしたらいい、とAさんはいう。