サッカーの本田圭佑が両腕に時計をはめていることが話題になったのは随分前。
両腕にはめていたら嫌が上でも目に付く。マスコミも取材する。本田がはめている時計が話題になる。
「どこのメーカーの時計か?」
「ほう、イタリアのガガミラノ」
「聞いたことない」
こうして、本田=ガガミラノのイメージが定着していくわけだが、これはすべて計算ずくのプロモーションだった。
本田はガガミラノとしっかり広告契約を結んでいた。
話はここで終わらない。
ガガミラノジャパンの社員は全員がガガミラノをはめている。この時計はかなり大ぶりなうえに、文字盤が大きいので嫌が上でも目立つ。
「それはどこの時計ですか?」
ここからすでに戦略が始まっている。
実は、社員がはめている時計は自前もあるが、会社からレンタルされているものもある。つまり、社員も動く広告塔になっているわけだ。
地道なプロモーション展開だが、ガガミラノに入社したらガガミラノがはめられる。