この新聞記事が気になった。読み進んでいくうちにもしかして、これは20年以上前に出会った光山某ではないかと疑念が浮かんできた。
経歴は東大医学部卒。ここまではよくあることだが、カンザス州の大学にも行っていた、というくだりで光山某であることを確信した。
新聞記事ではニセ医者を騙り各地で講演会を開いているのだが、医者とは思えないようなことを話したりすることから、疑いをもたれるようになり、産経新聞がスクープ取材した。

光山某と確信したところで、産経新聞に電話を入れた。事情を伝えると社会部につないでくれたが、電話したのが大阪本社で、取材は神戸支局が担当していた。
光山某かどうか確認して欲しい、と伝えた。
光山某であれば折り返し、担当記者から電話がかかってくることになった。
5時間後、登録していない番号の電話が入る。
産経の記者だと直感したら、やはりそうだった。
で、電話があったということは、やはり同一人物だった。ビンゴだった。
現在は光山ではなく金を名乗っている。当時から在日であることは隠していなかったので、本名なのかも知れない。
彼の語っている肩書はすべて嘘で塗り固められたもので、何一つ真実はない。経歴は詐称しているが、詐欺罪には当たらない。
セミナーの講演フィーは正当なビジネスで、講演を依頼した側も被害者意識はない。従って詐欺罪で訴えない限り、犯罪にはならない。
彼の経歴詐称は一種の病気で、周りから先生、先生といわれることに陶酔してしまう。
憎めない詐欺師とでもいうのだろうか。20年ぶりに酒でも酌み交わしたいものだ。