中年の男性が女性を伴って、新宿にあるタカノフルーツパーラー本店に行ったのは夕方の4時半だった。その男性は名古屋からやってきたお客さんが、一度タカノへ行きたいということから案内した。
60分2100円で食べ放題のフルーツバイキングは、こんな時間にもかかわらず、1時間20分待ち。一方のパーラーはそれでも20分待ち。
バイキングを諦め、パーラーに並んだ。
30人ほどが列を成していたが、男性客はこの人だけ。完全に場違いであることを痛感するようになる。
人間観察するといかにもセレブそうなご婦人方が多い。それよりも驚いたのが3~4人の制服姿の女子高生のグループが3組ほどあったこと。
黒髪で、化粧もなし。お嬢様タイプばかりだった。
ここのパフェは1500円から1700円はする。とても女子高生が下校時に立ち寄るような値段ではない。
東京には金持ちが多い、ということを痛感させられた光景だった。
地方経済は疲弊するばかり。
地方でこの値段で売って客が来るかは、甚だ疑問。
だから地方の人は東京を目指す。