犯罪を犯して逮捕されると、手錠を掛けられ、腰縄を巻かれる。
犯人が警察署に護送されるシーンで、今は顔と手元を覆うパーカーのようなものを着用しているが、たまに手錠が映るとモザイク処理が施されていた。
それは、まだ容疑者の段階で、刑が確定していないため、より犯罪者のイメージを増幅させる、ということで報道各社が取り決めた自主規制だった。
ところが、最近の警察24時シリーズでは、容疑者逮捕の瞬間でわっぱをかけるシーンがモザイクなしで堂々と放映されるようになった。
現行犯逮捕なので、容疑者というより犯人だからなのだろうか?
ま、容疑者の方は顔にモザイクがかけられ、名前も出ないので、容疑段階でも後から名誉毀損で訴えられる恐れはない。
手錠よりも腰縄の方が、前時代的でよほど犯罪者のイメージが強い。
たまに新幹線で犯人を護送している場面に出くわすことがある。その時、犯人が前を歩き、すぐ後ろを腰縄を握った捜査員が歩く姿には衝撃を受けたものだ。