日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade

ヨットマスターボーイズの思い出

その人と飲むのは4~5回目だ。

同世代。

同じ業界にいながら、これまで接点はなかったが去年出会った。

世代が一緒なら、業界歴もほぼ一緒。

相手はメーカー一筋で、業界を離れて3年になる。

きょう、飲んでいて左腕の時計が気になった。

ロレックスに見える。

金だがいやらしい金色ではない。

腕から外してもらって見たら、やはりロレックスだった。ロレックスは裏蓋に何も刻印がない。

男物にしてはちょっと小ぶり。

「3000台も売れれば御の字だった機械が1万3000台も売れた。税金でもっていかれるのもあほらしいので、社長が『時計でも買おう』と言い出して、銀座で社長とお揃いで買った思い出の時計なんですよ。ヨットマスターで、ボーイズは希少品だった。値段は確か270万円だった。社長のは文字盤の宝石が赤で、ボクのは黒。これだけは、どんなに困っても質屋には持っていけなかった」と問わず語りにその時計の思い出を話し始めた。

22金。金の削りだし。

ロレックス以外にフランクミュラーなど100万円以上もする時計を6本も持っていた。

最高級品は時計メーカーの名前は失念したが、時計メーカーとしては最古のメーカーで600万円もした時計を持っていたそうだ。

これはメカニカル式ながら、うるう年を計算しながら何百年も日付あわせをギアで自動的に行うすぐれものだったらしい。

これはカネに困って200万円ほどで売り飛ばした。

同じくフランクミュラーも何本かは売ったが、ヨットマスターだけは今は天国に行ってしまった社長とお揃いの思い出の品なので、どんなにカネに困っても売ることはない、という。

ロレックスは持った後もオーバーホールするランニングコストが何万円もかかるので、貧乏人は持てない時計だ。
[PR]
by tetorayade | 2013-07-06 00:42 | 私的ネタ | Comments(0)