古くはアブトロニック。腹に巻くだけで振動で腹筋ができるダイエット器具があった。
第一次ブームが去ったとき、同様の商品が心斎橋の商店で、2個1980円で投売りされていたことがあった。
効果を高めるためには電流を強くしなければならず、「痛い」と感じることから持続しないようだ。
今でもこの手の商品が深夜の通販番組では登場しているが、電流に痛みに耐えなければならない。
その次に登場したのが、「ブルブルマシン」だ。
これは台に立つだけ。
やはり振動を使って痩せる、という器具で、ブームになった時は、専用のワンコインフィットネスも登場した。
振動でインナーマッスルを鍛える、というふれこみだったが、ブームは長続きはしなかった。
腹に巻くだけ、台に立っているだけ。
要は楽して痩せられるということだが、問題はそれで痩せられるのか?
そして、ネットで物議を醸しているのが、美木良介が考案したロングブレスダイエットを実践して、見事に30キロのダイエットに成功した森公美子が恩師を裏切るような「呼吸だけで痩せたらノーベル賞もの」発言だ。
これは美木だけではなく、森公美子が出演した金スマにも後ろ足で砂をかける行為なのだが、瞬間湯沸かし器の森公美子といえども、一時的に頭にきたものではなく、これまで溜まりに溜まった不満があったからに違いない。
ロングブレスに火をつけたのはTBSだ。
自社の升田尚宏アナを実験台にダイエットに成功したことから、世間から注目されるようになった。
森公美子がいいたいのは、ロングブレスだけでなく、毎日10キロあまりのウォーキングや腹筋運動、食事制限など、色々なことをやった成果が30キロダイエットにつながったのであって、決してロングブレスだけで痩せたのではない、と大声を張り上げたかったのだと思う。
87キロから41キロ。
体1人分の46キロ減のダイエットに成功したAさんも、半年あまりロングブレス(1日10分を2回)をやったが、ロングブレス否定派だ。
Aさんのダイエット奮闘期間は3年にも及んだ。

87キロが60キロ前半までに落ちた第1期は、ビリーのブートキャンプで汗を流し、夕食は7時までに終え、甘いものは控えた。
60キロ~50キロ台の第2期は、ブートキャンプが最後まで完走できるようになった。食事は1400カロリーに制限、30~60分のウォーキングを週3回ほど行った。
ついに40キロ台まで落ちた第3期にロングブレスを取り入れてみた。
今も20~30分間のビリーのブートキャンプはずっと続けている。
ブートキャンプでは腹筋運動や有酸素運動があるのだが、それらをやって始めて効果が出る。さらにカロリー制限やウォーキングも続行している。
従って、森公美子同様、「一日数分 息をするだけでは腹筋が付くはず無い事は、普通に考えれば解る事。テレビでは さも簡単に痩せられるかの様に前後の努力や葛藤を省き簡単楽ちんと錯覚させる。ダイエットに必要なのは 適度な運動と適切なカロリーコントロール 自己を分析する知恵。ロングブレスだけでは絶対に痩せられない」と憤る。
トレーナーとしての実績作りに励む美木良介の姿が見えてくると、嫌悪感を感じるようになった。それでロングブレスは止た。
TBSの罪はロングブレスだけに焦点を当て、それ以外の運動は軽く流して、美木良介をカリスマに仕立てたことだ。
そして、呼吸だけで痩せられる、と誤解を与えたことだ。
美木良介はロングブレスのスタジオまで開設したようだが、今がピークだろう。
ブルブルマシンの後を追う日も、そう遠くない。