Mくん推薦の小料理屋は安くて旨かった
2013年 04月 11日
掲載誌を届けるだけだったので、何も持たずに家を出たら、半ば強引に「最近開拓したいい居酒屋があるので行きましょう」と腕をつかまれ、Mくんは間髪を入れず予約の電話までしている。
飲むモードになっていなかったが、ここは行くしかない。
連れて行かれたのは、住宅街の中にひっそりと営業している居酒屋だった。
まず、近所の人しかこないような場所。
カウンターだけの店で9人も入れば満席の狭さ。
店を切り盛りするのは64歳のおかみさん。
居酒屋というより小料理屋で、60歳の時に思い立ってまったくの素人ながら店を始めたそうだ。
M君がつれてきた理由がこれだった。

おかみのボリュームある手料理4~5品とビール1杯がセットになったおまかせセットが何と1000円。
これは価値がある。
この日はにくじゃがと山芋の短冊、なまこ、魚介サラダの4品。これだけで、十分1000円を越えている。
この後、赤霧のロック2杯と、麦のトマト割りジョッキとかつおのたたきをいただいて〆て2350円。
確かに安い。
店は会社をリタイアした近所の常連さんで満席。
おかみさんから一言。
「ここは隠れ家なんで載せないでね。常連さんが座れなくなると困るので」
住所も、店名もなければ大丈夫だろう。