ジェットコースター人生のM君は相変わらず、ジェットコースターだ。
独力で開拓した新聞社のテープ起しの仕事も終ることになり、職安へまた行かなければいけない、といっていたのが10日ほど前だった。
昨日ケータイに電話したら、呼び出し音がどうも違う。
「今、上海です」と元気な声が返ってきた。
「何で上海や?」
「仕事が決まりまして」
「よかったじゃないか」
「商品の検品の仕事なんですがね」
「勤務は上海になるのか?」
「いえいえ、日本です」
この展開で話を聞けば、上海に面接に行って仕事が決まったものと思う。
こっちも思い込みと早とちり。
よくよく話を聞くと、就職が決まったので、今しか旅行する時間がない、と思って金曜日にチケットを手配して土曜日から3泊4日で上海に来ている、ということだった。
就職祝いをしても、またどうなるか分からないので、そういうことは控えよう。
粛々と王将でギョーザをあてにビールを飲むぐらいに止めておこう。