チェックアウトした時だった。
「冷蔵庫のご利用はないですか?」
「はい」
これで終ったと思ったら、
「電話代がございます」
確かに電話はした。
それはフロントにヘルスメーターのガラスが割れたので掃除に来て欲しい、というのと、電話してもなかなか来ないの催促した。
普通、ホテルの電話はフロントへ直通の電話があるのに、なぜか市外局番から回さなければいけない。
フロントに電話したのに電話代を請求するのかと訝ると、フロントの担当がバックヤードに消え、しばらくして出てきて、電話代は結構です、ということになった。
その時、一人の男性が出てきた。
名刺をくれた。支配人だった。
「○○様、昨夜は大変失礼しました。お怪我はございませんでしたか?」
昨夜のクレーム4点はすべて支配人の下に報告されていた。
一番分からないのがバスタブの栓の抜き方だった。その旨を伝えると「チェックインの時に説明するようにしているんですが」。
カードキーの使い方の説明は受けたが、栓の抜き方まで聞かなかった。
最もそんなことを説明するホテルもない。
デザイン性を最優先して、バスルームに栓の抜き方の説明書きもない。
湯の噴出し口をひねることで栓が抜けるようになっていた。
そんなことも知らない田舎者はウエスティンに泊まるな、ということだろう。
洗面所の蛇口も説明を受けないと最初は戸惑う。
しかし、チェックアウトの時に支配人が出てきて詫び、エレベーターホールまで見送るのは流石だ。
さて、風呂掃除を徹底するように指導したのか。
それが問題だ。
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