土曜日にマッキーナこと牧野エミが旅立ってから初めてのドキハキが放送された。
三代澤アナは番組の冒頭、30分ほどを割いてマッキーナを偲んだ。
改めて水曜日以降のことが明らかになった。
まず、水曜日に遅刻した原因が分かった。いつもなら7時に目覚ましをかけて都島の自宅からABCのスタジオに向かっていたのだが、この日は間違って8時にセットしていた。
番組は9時スタート。打ち合わせ時間になってもスタジオ入りしていないマッキーナ。上の空pが電話を入れたら、そういう事情だった。
大急ぎで支度してスタジオ入りしたのが9時6分だった。
今朝の番組では最後の出演となった水曜日の放送で、人気がたかかったジャンケンレンジャーの最後の合いの手を流してくれた。
いつも通りのハイテンションなマッキーナの声があったが、いつものノリではなかった。
番組を終え、翌木曜日に病院へ行った。
それは数週間前から続いていた便秘が、どうもおかしい、ということで検査してもらいに行った。
ここで分かったことは、便秘の原因がガンが肝臓に転移して、肝臓の機能を果たしていなかったことだった。
金曜日の夕方、マッキーナのお姉さんから三代澤アナに電話が入った。
向かった先は箕面市の相原病院だった。
「声が出ないので水曜日の番組には出られない」という相談だった。
病室にはスッピンのマッキーナの姿があった。
力はないが、しっかりと喋っていた。
それで来週は休もう、ということになった。番組に穴を空けることに申し訳ないという気持ちと、「私がいらん、といわれているようで悔しい」という複雑な思いがマッキーナにはあったようだ。
詳細は週明けに相談することで別れたが、その後容態が急変して、翌土曜日の午前10時2分、天国へと旅立った。
マッキーナは乳がんで乳房を全摘出していることは公言していた。
その後乳房の再生手術をしたこと、乳首や乳輪を人工的に作るのに、入れ墨をしたことなどを赤裸々に告白していた。
定期的に病院へ検査に行っていたが、昨年6月29日の生放送で、ガンが肝臓に転移したことを告白した。
抗がん剤治療などやっていたのに、肝臓へ転移したことはよほどショックだったようで、涙声になって悔しさをにじませた。
肝臓へ転移したら、肝臓移植する以外、治る道はない。
死亡宣告のカウントダウンを受けたようなものだ。
肝臓への転移が見つかっても、1年以上も病気であることを感じさせないで頑張っていたことをきょう初めて知った。
ドキハキは3年ぐらい聴いていたのに気がつかなかった。
肝臓に転移しても毎日を全力で生きて抜いたマッキーナの姿を見習いたいものだ。
マッキーナのことだから水曜日は何事もなかったかのように、スタジオからハイテンションな声を聴かせてくれそうだ。
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