iPS細胞の心筋移植報道で世紀の赤っ恥をかいた読売新聞が、13日付の朝刊で謝罪すると共に、どうして大誤報をやらかしたかを検証する記事に1ページを割いた。

新聞社として屈辱の日だったに違いない。読売の社史に汚点を残すことになった。
今回の大誤報の原因は大新聞社にしても肩書きに弱いということが露呈している。
その一つがハーバード大学客員講師。世界トップクラスの大学の客員講師、という肩書きにめろめろにされてしまった。
日本では東大先端科学技術研究センターで助教授や特任教授を務めた実績はあるようだから話がややこしくなる。
7月に森口氏から読売記者に接触してきた時は、「東京大学医学部iPS細胞バンク研究室室長」の肩書きを使っていた。さらに、10月4日に読売記者を招いて世界初の生体iPS細胞の心筋移植の取材を受けたのは東大付属病院の会議室だった。
取材を受けた東大病院は相手を騙す小道具のようなものだ。
これで記者は森口氏の経歴を完全に信じ込んだものと思われる。
これでガードが完全に取れた状態になっているので、後は森口氏のいうウソをただただ鵜呑みするだけだ。
読売の社内には科学部の医学担当記者がいるようで、その記者にも経過を報告していたが、結果的にはウソを見破れなかった。
後になって東京大学医学部iPS細胞バンク研究室などは存在しないことが分かる。

新聞記者は文系出身が多いので、今回の医学のことになるとチンプンカンプンだが、きっと知ったかぶりでもしていたのだろう。
今回の反省として、ウソを見抜けなかった取材の甘さを素直に認めると共に、記者の専門知識を高める努力をしたい、としている。
しかし、往生際が悪い森口氏だ。
13日の記者会見では今年2月の手術を去年6月に訂正すると共に、6件も手術はしていなかったことを認めたが、1件だけはやったと言い張っていた。
で、今回の森口氏の虚偽は罪になるのか、ということだ。
なんか実害があれば、罪を被ることになるが、でたらめな研究発表をしたことにメディアが振り回されただけ。これまで本人が実際に行った実績まで全部否定され、人生を棒に振ることになるだけだ。
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