17日に創立40周年を迎える
マースエンジニアリングがピンチに立たされている。
同社の玉貸し機のビルバリに欠陥が見つかり、偽造紙幣を飲み込んでしまうという。都内で10軒あまりが被害にあっており、都遊協もその情報収集と対応に追われている模様。
東証一部上場の同社は偽造との戦いだった。
古くはポスのテープパンチャーが狙い打ちされたのを皮切りに、ポスにまつわる偽造集団との戦いは当分続いた。
今回のビルバリ問題はいささか事情が違う。
内製化を目指すマースは、このビルバリは同社開発のものだが、これがなんと、他社のパクリ。完全なコピー商品で、さらにコストを下げるためにCPUを2個カットしたものだから、読み取りのレベルがかなり低いために、偽造紙幣を飲み込んでしまう、ということだ。
パクられた会社の怒りは収まらず、マースを陥れるためにこんな強硬手段に出た、との一部噂もある。
17日の40周年を目前に、大変なプレゼントを貰ったものだ。
ま、自業自得、というのだろうか。