高橋克也容疑者はすでに関東にいないと思っていたら、それまでの居住地から5キロ圏内の狭い範囲で12日間の逃走劇を続けていた。
やはり逃亡者は都会の雑踏の中が一番隠れやすいようだ。
で、高橋がこの12日間、主に根城にしていたのが個室ビデオだった。
職質を受けたのはマンガ喫茶だったが、ここは身分証明書の提示を求められる店もある。捕まった店では身分証明書のいらないフリースペースにいたようだが。
その点、個室ビデオは身分証明書は不要だったのだろう。5キロ圏内の個室ビデオを転々としている。個室ビデオにはシャワーも完備されているらしいので、夏場でも異臭を放たずに逃亡できる。
しかし、手配写真とは全然違う。
太ったり、痩せたりで風貌をわざと変えていたのだろうが、街中で見かけても絶対に見分けがつかない。
職質した警察官自身が高橋ではない、と思いながらそれでも声をかけて、あっさり高橋が本人であることを認め、あっけない幕切れだった。
いずれ、個室ビデオ店も身分証明書の提示を求められるようになるのかも知れないが、個室ビデオ業界に組合のようなものがあるのだろうか?
逃亡には個室ビデオが便利であることだけは分かった。
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