原田メッソド研修を取材がてらに3回も受講する機会があった。
原田先生の講師料は1日150万だが180万円だというのだからありがたいお話である。
オリンピック選手が金メダルを取るにはどうすればいいか、というような内容で、これはビジネスシーンにも応用できる、ということから企業研修でも注目されている。
金メダルを取るということは結果を残すことである。金メダルということは日ごろの鍛錬の成果を本番で発揮しなければならない。選手の中には日ごろの練習では強いのに、本番になると緊張のあまり実力を発揮できない。そのためにイメージトレーニングが取り入れられているわけだが、この辺は精神的な問題だ。
原田メソッドは心の問題として家庭環境まで踏み込む。家庭がすさんでいたのでは持っている力を全部発揮することもできない。
そこで教え込んでいるのが社会に奉仕すること。これを家庭に置き換えて、生徒には家事を手伝うことなどを指導している。
これ、社会人にも当てはまる。
では、具体的にはどんなことをしているかといえば、玄関の靴を揃えるとか、茶碗を洗う、風呂掃除をする。
始発で家を出て終電で帰宅することを繰り返すような職場環境の証券会社は、職場ではノルマ、ノルマの毎日で同僚同士が足の引っ張り合い。家庭に帰れば家族の会話もなく、職場も家庭もすさんでいた。
原田メソッドで会社の業績も改善されていくが、証券会社の社員が家庭の奉仕で始めたのが玄関の靴を揃えることだった。
それを毎日続けていくうちに子供が真似をするようになり、家族との会話も少しずつ増え、やがて協力者になっていった、という。
玄関が乱れているということは、家庭や会社の乱れにもつながっていく。
で、さっそく玄関の靴を揃えるようにしてみた。
バカ息子は靴が揃っていることに気づかないのか、いつも脱ぎっぱなしだが、娘は脱いだ靴を揃えるようになった。
何よりも玄関の靴が揃っていることは気持ちがいいものだ。
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