厚生労働省は2001年の統計調査以来、大学生の初任給が初の20万円越えをしたことが、ニュースになっていた。
改めてたまげた。
いつの時代の話をしているのか、と。
大学を卒業したのは今から30年以上前。大卒新卒の第1期生として入社した会社が初任給が20万円だった。新卒を採用するので少し背伸びしていたのかもしれないが、サービス業なので日曜、祝日は出勤。毎週木曜日が休みだった。
週休2日なんてない時代だったので、それぐらいが当たり前だと思っていたが、やっと30年前の水準に戻ったに過ぎない。
バブル崩壊後日本は「失われた10年」といわれていたものが、気が付けば「失われた20年」に延長している。このまま行けば「失われた30年」と失われたシリーズをどんどん更新していきそうだ。
給料が上がるなんてことは中小企業では夢の世界。現状維持なら御の字。下がって当たり前。こんな夢のない日本では、若者の気力も沸いてこない、というものだ。
バブルさえなければ初任給30万円時代になっていた?
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