みのもんたが来年3月をもって引退することを23日夜に放送された日テレの「真実発掘ミステリー 歴史はこうして作られる」の番組のエンディングで発表した。時間にして1分程度だったがはっきりと「引退する」といった。
エンディングだったのでMCの羽鳥慎一も深い突っ込みはできなかったが、これはテレビ界に激震が走るのだろうか?
みのもんたについては、歯に衣着せぬものいいと毒舌で、好き嫌いがはっきり分かれる司会者の1人である。
毎朝、チャンネルを合わせているのは朝ズバだ。
朝の番組は一度観る番組を決めるとそのチャンネルに固定される。朝の習慣のリズムの中で番組を観ているので、このコーナーになったらもう家を出なければいけない、と個々人がそれぞれ決めながら観ているからだ。
朝ズバ放送が開始されると同時にめざましテレビからTBSに代わった。
時には上から目線の高圧的なみのもんたの発言はよく反感を買う。不二家の食中毒事件の時は舌禍となりのちに謝罪するはめに。四国の孫とおばあちゃんが殺された事件でも犯人を子供の父親と決め付けてしまい、本人のところに謝罪に行ったことも。
これ、政治家なら何度も辞任に追い込まれているところだが、こんなことでみのもんたが番組を降板することはなかった。
貧乏脱出大作戦でできの悪い店主を叱り飛ばす一言居士のキャラクターを朝ズバでも遺憾なく発揮してきた。
みのもんたが夏休みの時は司会が局アナに代わる。
無色透明な局アナの司会では、もはや朝ズバとはまったく別物の平凡な番組に成り下がる。
スポーツ担当の高畑アナをチクチク苛めながら番組を進めるのがみのもんたの持ち味である。最近はTBSのチーママ加藤シルビアの掌で転がされ、暴走しようとするみのをすぐにたしなめる。
みのを操るところがTBSのチーママたる所以である。
なんやかんやといっているが、みのもんたがいない朝ズバは見る気がしない。
高額ギャラの司会者が次々と姿を消していく。それはある種の景気のバロメーターでもあろう。局アナも独立する時代ではなくなってきている、ということか?
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