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by tetorayade

感動を押し売りする紳助商法

今や自分の感動話を投売りするタレントとも言われているのが紳助だ。

番組を私物化する紳助の手にまんまとはめられてしまったのが、TBSだ。

16日放送の「紳助社長のプロデュース大作戦」で、16年ぶりに参戦した鈴鹿8耐の模様を2時間スペシャルで流した。

この番組は紳助も相当力を入れ込んでいた模様だ。番組の冒頭、「自分の友達に見てくれとメールした」と明かすほどだ。

鈴鹿8耐といえば、紳助は29歳の時から10年間、チーム紳助で参戦していた。レースが終わるたびに「本気の涙を流してきた」(本人談)。

被災地出身の元プロライダーの中木亮輔の申し出で、「この感動を被災地と分かち合いたい」と16年ぶりの参戦が実現した。

被災地出身のライダーやタレントが参戦することで、番組の大義名分ができた。

紳助のご用タレントでピットクルーを組んで、本番に臨んだ。
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特訓期間は2カ月。タレントというド素人がプロが参戦する8耐に臨むこと自体が無謀である。

紳助が人選したのは宮城県出身ということでタイヤ交換はサンドイッチマン、ガソリン給油は渡辺正行と補助が山田親太朗。

最高時速290キロで疾走するバイクのタイヤ交換をド素人に任せるということに、ライダーからは「わけわからん」と不安視する声も出た。そりゃそうだ、走行中にボルトが外れたら命がない。

それに対して紳助は「売れているタレントは能力が高い。本番に力を発揮するのでタイヤ交換を任せた」と10年間の監督経験をひけらかす。

8耐は練習を含めて4日間行われる。

初日の夜は、チームのメインスポンサーとなっている「来来亭」で決起集会となった。テレビでこれだけ、写れば来来亭の社長も文句はないだろう。
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「バイクに置き換えて学ばなければアカン。人生耐久レースや」

2日目のピット作業練習ではタンクからガソリンがあふれ出る、という大失態をやらかす。バイクのエンジン温が上昇していたら一気に爆発引火する恐れがある。その消火器担当がはるな愛である。
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「ヤバイな」

命に関わる作業を任せていいのか、と不安感がどんどん広まる。

この日はタイヤが上手くはまらないこともあった。

しかし、紳助は「予定通り」と動じない。

ライダーとメカニックの信頼関係を築き上げることができるのか?

3日目はピットで語気を荒げる紳助の姿があった。

給油担当の渡辺らの姿が見えなかったからだ。渡辺らは「防護服が届いていない」と言い訳をしたが、紳助は給油練習の中止を言い残して立ち去る。

時計担当の波田陽区はピットタイムの報告を何度もミスり、紳助の怒声が容赦なく飛ぶ。

それでも「売れているタレントは人一倍の集中力と本番の強さがある」とフォローするが、波田は売れていない。

命懸けで走っているライダーに至っては「最初から信用していなかった」と露呈する。

ライダーはタイムを1秒縮めるのに命を削っている。

ピット作業はタイヤ交換、ガソリン補給で22秒で終えなければならない。

プロならそれぐらいのタイムで出さなければならない。ピット作業に手間取ることが順位を遅らせることだ。

8耐の場合、ピット作業は7回ある。

1回目は33秒、と予定を大幅に上回る。
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タイヤ交換が完了してからガソリン補給にかからなければならないところを、完全にタイヤ交換が終わっていないのに、補給し始める始末。

18位だった順位が23位に後退する。完全にピットが足を引っ張る。

29週目で中木ライダーがシケインで転倒。砂場にバイクが一回転して乗り上げる。

ピットには一瞬緊張が走る。

ところが、ライダーはピットインすることなく、周回を重ねる。タイムは2分19秒で車体に問題はないようだ。

それでも損傷がないか入念に調べるために転倒後のピットでは1分45秒も要し、30位まで後退する。

タレントのド素人軍団がだんだん一つになってきたが、ピット作業は34秒。

「ガソリンが圧倒的に遅い」と紳助の檄が飛ぶ。

55歳のおっさんになった渡辺は、30キロもあるガソリンタンクを担ぐために、筋力トレーニングを重ねてきた。おっさんでもやればできることを証明するためだ。

4回目のピットでは33秒。

しかし、ライダーは持病の腰痛を抱えながらも驚異的な走りで、どんどん順位を上げていく。

紳助の目標は15位。

最後のピットでは23秒をたたき出す。目標から1秒多いが、初めての及第点が最後に出る。

フィニッシュした時は目標を上回る14位。

ピットクルーとなったタレントはもちろん、監督の紳助も皆、涙、涙…

その中でサンドイッチマンの富澤たけしだけが、いつもの飄々とした表情で涙がないのが印象的だった。

鈴鹿に初めて参戦したときに、紳助は涙が視聴率や商売につながることを実感したはずだ。

紳助は「90点、素晴らしかった」と点数をつけた。

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バイクはレース仕様で1台150万円ほどで市販されている。さらに改造するとどれぐらいかかるのやら。

来来亭がバイク本体を含めてかなりスポンサードしていることは間違いない。

で、感動の押し売り屋紳助。今回の視聴率はいかに?

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by tetorayade | 2011-08-18 00:07 | テレビネタ