一家言さんは、おかしい、と感じたら、たとえそれが警察であっても言わずにはおれない性格だ。
横断歩道を渡る警察官が自転車に乗りながらケータイを見ている光景に出くわした。
思わず出た言葉が「こら!」。
警察も普段あまり市民から怒鳴られることがないだけにビックリしたようだ。
「すいません」と素直に謝った後「今110番が入ったもんですから確認していました」というではないか。
一家言さんは、それが警察官の詭弁ではないか、と思い、近くの警察署に駆け込んだ。
ことの成り行きを話し、警察が自転車に乗ってケータイを見ているのは、おかしいのではないか、と抗議した。
そうすると、対応に出た偉いさん曰く「最近の110番はケータイへも送るようになっているんです。文字情報の方がより正確に伝わるためです」というように、最近の110番はケータイにも送るシステムになっていることが判明した。
110番が詭弁ではないことは分かった。しかし、警察が自転車に乗って横断歩道を渡りながらケータイを見ていることに納得がいかなかった。
一家言さんはこう反論した。
「車を運転中にメールしないのは、常識でしょう。それが、自転車だから、緊急の110番メールだから、といって自転車に乗りながらメールを読むのはおかしいでしょう。ましてや市民の手本にならなければならない警察官がたとえ緊急でも、ちゃんと自転車を降りて確認するものでしょう」
警察からぐうの音も出なかったことはいうまでもない。
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