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by tetorayade

八百長と裏ロム

大相撲協会にまたまた激震が走った。

野球賭博や大麻、しごき、朝青龍の暴行事件の比ではない。これこそが大相撲協会から公益法人が剥奪される事件へと発展しかねない問題でもある。

大相撲の世界では絶対にタブーとされてきた八百長問題が疑惑から確実なものとなった。

発覚は野球賭博で押収された力士のケータイからだった。消去していたメールから野球賭博とは違う宝の山が出てきた。警察はさぞかし小躍りしたことだろう。

ケータイ時代がもたらした、決定的証拠となった。

放駒理事長は、えらいときに理事長になったものだ。

相撲協会は八百長問題に対して、記事を書いた週刊誌と訴訟を起こしていたぐらいだから、組織を守るために、どんなことがあっても全否定するしかない。

会見に臨んだ放駒理事長は「過去には一切なかった、と認識している」と立場上苦しい答弁をしているが、八百長が今に始まったわけではないことは、誰だって察しはついている。
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メールは去年の3月と5月場所中にやり取りされたもので、件数にして50件。勝ち星の貸し借りを臭わせる内容で、20、30という数字は20万円、30万円で売買されていたことを伺わせる。

さらに八百長と分からないように「立会いは強く当たって。流れでお願いします」と取り口まで交わされている。

名指しされた力士の一人光龍は「やるわけないでしょう。やっていないから、やっていません」とキッパリ否定しているが、動揺は隠し切れない。
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これまで、物証がなかったので、相撲協会としても真っ向から否定してきたが、物証が出たからには、もはや言い逃れはできないところまで、両足が徳俵にかかっている。

元々相撲は興行である。しょっきりは八百長をにおわすようなもの。大相撲は真剣勝負のスポーツではない。

この相撲協会と同レベルのメガトン爆弾が落とされたのがスロット業界だ。

これまで、スロットは裏モノの歴史でもあった。立件されて逮捕者も多数出ているが、その手口を販社が克明に暴露すると共に、メーカーを訴える記者会見を行ったのは、業界初である。

会見の動画がユーチューブで流れ、業界が騒然となっている。

販社の言い分は、メーカーが主導の下に裏モノを販売していた、という内容で、損害賠償を起こしている。

大昔のできごとで、刑事事件としては時効になるような話。何をいまさら販社がそんなことをぶちまけているのか、真意が分からない。

名指しされたメーカーは「一切関与していない」と全否定する通達を関係者に流している。組織防衛としては当然のことだが、スロットメーカーをはじめ、スロット販社で不正に手を染めていない関係者はいない。

みんな、そんなことをして会社を大きくして、今は大会社の社長として紳士になっている。

従って、この問題は他メーカーに波及でもしたら大事だが、警察を抑える力を持っている大社長ばかりなのでその辺は心配ないか。

八百長事件とスロットの裏モノ。

関係者なら「そんなものは存在しない」といいきることができないのが業界の常識である。

八百長を相撲協会が全否定することと、裏モノをメーカーが全否定することはまったく同質である。必要悪ぐらいの認識しかなかったことも事実だろう。

業界の裏常識は、皆で渡れば怖くない。

だから、関係者は相撲協会やメーカーが疑惑を全否定することは、立場上仕方ないとしても、「何をいってるんや。お前がいうな」と腹の底では笑っている。

自らの手で業界改革ができないのは、相撲協会もスロット業界も一緒だ。

そして、国民に見放された終わりだ。

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by tetorayade | 2011-02-03 02:19 | 社会ネタ