土曜日の夜は観たいテレビがない。そんな中、NHKの第42回思い出のメロディーを見入ってしまった。
ナゼか?
ヅラウォッチャーとして、やはり前々から気になっていた橋幸夫の写真撮影に成功したためだ。
それだけではなかった。そのままチャンネルを変えることなく見続けていたら、こうしてブログネタにできるほどのある現象に気づいたからだ。
前半は往年の歌手が出てくるのだが、懐かしさだけで、とても歌手とは思えない衰えた歌唱力に逆に釘付けになってしまったからだ。
素人のど自慢でいえば、鐘2つレベル。
久保浩も千賀かほるも中村雅俊もまったく声に伸びがない。現役のはずの八代亜紀も「なみだ恋」では声が出ていない。ま、この曲は昔からそうだが。
82歳になる三浦洸一や初代コロムビアローズのご老体のお二人は、これで見納めかと思うほど、声の張りや艶もない。
そんな中で、歌手としての存在感を表したのは、来年3月で引退する二葉百合子だった。
「岸壁の母」を金を払って聴いてもらえるレベルの中で引退したい、というのがその理由。三浦洸一のように枯葉になる前に惜しまれながらの引退だ。
NHKの舞台はこれが最後。コロコロ回る高音のこぶしも健在で、声に張りや艶がある。プロ根性がテレビを通しても伝わってくる。鳴りやまんばかりの拍手がそれを物語っている。
写真を抑えることはできなかったが、おおとりを飾った森進一に対して、NHKは特別の配慮をしていることが分かった。
中村雅俊と森進一はイヤホンをして歌を歌っていたが、森進一のイヤホンは、イヤホンと気づかれないように、スワロフスキーのようなもので、装飾が施されていた。
これは本人の私物なのか、それともNHKに作らせたものなのか、さあ、どっち。
と、見方によっては、話題満載な思い出のメロディーであった。
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