金賢姫=キム・ヒョンヒ、と報道されているが、本当は、キン・ヒョニ、と呼ぶのが正しいらしい。
で、たいした情報ももたらさないで、日本の偽造パスポートを使って航空機爆破を実行したテロ犯人を国賓待遇扱いにしたことが問題視されている。
例えば国民の税金の無駄遣いとしか思えない、ヘリコプターの遊覧飛行。これには大いなる意味が隠されていることをほとんどの人が知らない。
ナゼ、遊覧飛行か?
北朝鮮の工作員として教育を受けた金賢姫。大韓航空機爆破テロの実行犯ということは、工作員としてはエリート中のエリート。相当な洗脳教育を受けていた。
党中央からの指令を実行犯が万が一、遂行できなかった場合、自害することが北朝鮮では英雄視される。金賢姫の父親を装った蜂谷真一は、タバコを吸うふりをして服毒自殺に成功したが、金賢姫は死に切れなかった。
死人に口なしだが、金賢姫は生き延びてしまった。
ここから北朝鮮の誤算が始まる。
大韓航空機爆破テロは韓国の自作自演で、金賢姫は北朝鮮人ではなく、韓国人、と北朝鮮は主張するが世界は誰も信じない。
ちなみに、自害すると残された家族の生活は、一生手厚く保障される。だからスパイは万一の時は、自害できるように教育されている。
2001年、九州南西海域で北朝鮮の不審船が巡視船と交戦の末、自爆したこともそれ。捕まるぐらいなら死ぬことを選択することが教育されている。
さて、遊覧飛行だが、これは上空から資本主義社会の日本の発展振りと、北朝鮮の社会主義思想教育が間違っていることを再確認してもらう意味があった。
その一方で、金賢姫の覚悟も相当なものだ。
一生をかけて自分の罪を償う、という意思表明が今回の訪日でもある。
パフォーマンス的訪日で「新たな情報はもたらせなかった」と拉致被害家族は口を揃えるが、実は、重要な情報は、ソウルへ向かった日本の警察に対して、「すべて協力する」と話している。
今回の訪日は金賢姫にとって、北に残されている家族に対して裏切りを意味するものでもある。
北朝鮮は今回の訪日に対して、家族が教化所送りにされている可能性が極めて高い。
家族がネズミや人肉を食べなければ生きていけないる教化所=強制収容所送りにされても、自分の犯した罪を償う覚悟が今回の訪日でもある。
家族を裏切っても真実は裏切れない。
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