滋賀県大津市まで営業に出かけた。
商談は拍子抜けするほど、あっさり決まった。ま、大口契約でもないので、相手も気軽にトライアルしてくれた。
従って意気揚々と帰路に着く、といった感じでもない。
この勢いに乗じて、京都に寄って急きょアポを2件入れるが、京都には不在。一人は東京、もう一人は仕事先の山科に向かう途中だった。
突然のアポだから仕方ない。
帰り道、滑走路のようにひたすら長い一直線の道路に差し掛かった。先頭で飛び出してぐんぐん加速する。ユーミンの「中央フリーウェイ」を思わず口ずさんでいる時だった。
バックミラーに写る車のヘッドライトが急追してくる。
気づいたときは遅かった。
白いクラウンの覆面パトだった。29キロオーバー。後1キロで30キロ、免停になるところだった。
「何か急いでいたんですか?」と警察官。
急いでいた理由を話せば、見逃してくれるのか? と思いながら、急いでいる理由などなかった。
「ここはよくやってるの?」
「結構やっていますよ。初めてですか?この道を走るのは」
「しょっちゅう走ってるけど、やっているとは思わなかった」
覆面といえば中央環状線のイメージしかなかったが、高槻~茨木の幹線道路に出没しているとは思ってもいなかった。ま、新しく出来たバイパスの橋でスピードを出しやすい場所ではある。
減点3点。反則金は1万5000円。
家に帰ったら市民税と府民税が来ていた。
踏んだりけったりとはこのことだ。
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