気がつけば5軒もはしごしていた。
服も着替えずそのまま寝込んでしまうぐらい。しかし、ひどい二日酔いではない。最後の店まで記憶がしっかりあったため。
5軒回ったうち、ブログネタになる店があった。
それが、なんばグランド花月の裏手にある「蟻」。なにがすごいかといえば、1時間2000円で飲み放題、食べ放題、唄い放題、というキャッチフレーズだ。
客筋はママの年代に合わせてかなりの年配客が中心。
これが40年前のママの姿。大阪万博会場でプロのカメラマンが撮影したもの。この時に25歳だった、というから年がバレバレ。
26歳で大和実業が経営するグランドパブのママに。そのわずか5カ月後には独立してラウンジを始める。この時代は日本の景気が右肩上がり。たいそう儲かったようだ。
その後、店の形態は時代と共に変わって行くが、電話番号を変えたくない、との思いから、この界隈で移転している。
つまり、40年前のラウンジ時代の客が今でもこのスナックに足を運ぶ。ということはこのスナックの客筋も容易に想像できよう。この店では自分の年代なら小僧だ。
で、店名の「蟻」は、アリの行列のごとくぞろぞろ客が入ってくることを願って命名された。
この店の面白さは、ここから。
1時間2000円で飲み放題、食べ放題、唄い放題をはっきり客も自覚するために、スタート時間をこうしてはっきり明示しているところ。延長は15分単位で500円。
さらに食べ放題の小鉢がこちら。
ただし、食べ残すと100円のペナルティーを課せられる。
この記事を読んで、スナック「蟻」に行きたくなった人には朗報がある。
合言葉で「アイス」といえば、料金が半額の1000円になる。
期間はきょうから3カ月間。
ちなみに、この写真が現在のママのお姿。
女の子目当てではなく、飲んで唄って安く仕上げたい人向き。
スナックは2次会というイメージだが、ここは料理も食べ放題なので1軒目から行って1時間で切り上げれば、かなりお得。
蟻の住所:大阪市中央区難波千日前3-3
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