なんばオリエンタルホテルは、千日前のど真ん中という立地とコストパフォーマンスから評判の高いホテルのようだ。
シティーホテルながら8000円台からの得割プランのほか、ショートステイプラン(2名1室3時間)7000円~などであらゆるユーザーのニーズに応える。
本来は格式のあるホテルなのだが、テナントはごった煮状態で、しかもかなり厳しい状態に追い込まれている。
先日、千日前を久しぶりに歩いてびっくりした。ホテルの1階にあったミスタードーナッツが閉店しているではないか。
それだけではない。
隣にあったカフェもとっくの昔に閉店していたようで、1階のテナントスペースが無残な姿になっている。千日前で人通りがあるにも関わらず、1人シャッター通りを展開している。
1階から3階までは本来飲食店街だったが、テナントの出入りは激しい。いつのまにかドラッグストアーが1階を陣取っている。
1階のテナントが次々と撤退していく中、青息吐息ながらかろうじて営業を続けているのがここ。
1000台オーバーの大型店ながら、客は相変わらずまばら。一度評判を落とすと立ち直れないパターンに陥っている。
かつて、ここはホテルを含め、スーパー大手のダイエーの持ち物だった。
地下で物販をやっても流行らない、ということから子会社がやっていたパチンコ店「パンドラ」をここにオープンさせた。
建物はシティーホテル。なるべく、ホテルのイメージを壊さないように、パチンコ店の入口は裏口的な目立たない場所にあった。
「パンドラ」が撤退後、今のパチンコ店になって、メインの入口を角地に変更した。
導線は明らかによくなったが、この建物自体の風水が悪いのか、営業方法が悪いのか集客が芳しくない。
1店舗の単体店ならとっくの昔に、ミスドの運命を辿っているのだろうが、わたしの仕事館のように、次の買い手もつかず、巨大な廃墟になる可能性もあるが、地下なので廃墟になっても人目につくことはない。
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