先日、鹿児島・マリンポートに中国人観光客1400人を乗せた観光船が入港した。天文館商店街でショッピングすることが目的で、小金を持った購買意欲の強い人たちばかりで、家電、化粧品、酒などがバカ売れしたようだ。
中国人観光客が買い物する時に、必ずチェックするのがmade in japan.
中国人は日本人は嫌いでもmade in japanは大好き。それだけ日本製品は品質が保証されている、ということで安全、安心も買える、ということ。
いかに、自国の商品を信用していないかの現われでもあろう。
自国の商品を信用していない、といえば、記憶から忘れ去られていた中国・天洋食品の毒ギョーザ事件の犯人が逮捕されたようだ。
やはりというか、当然というか給料などに不満を持つ元従業員の仕業だった。
事件が表面化したのは2008年1月。
その年の8月に北京オリンピックが開催された。
2月には天洋食品をクビになった4~5人の元従業員が拘束されている、との情報が流れたが、すぐに中国当局は「中国で毒は入れられていない」と日本に責任をなすりつけた。
穏便に北京オリンピックを開催したい中国政府としては、毒ギョーザ事件を何とかもみ消したかったのだろう。
怪しい従業員を絞り込んでいながら、物証が少なく迷宮入りかと思われていたが、事件から2年以上も経過して犯人逮捕に、何か裏を感じずにはいられない。
人気ランキング