今や女医タレントといえば西川史子だが、それ以前カリスマ女医としてメディアに露出していたのが美容整形外科医で、池田ゆう子クリニックの院長でもある池田優子だった。
彼女がメディアから忽然と姿を消すきっかけが、2006年6月、大学生になった最愛の娘が身代金誘拐されたことだった。
犯人の要求金額は3億円。
幸い無事保護されたが、この誘拐事件はメディアでも大きく取り上げられたので、4年前のこととはいえ、「あ~、そんな事件もあったね」と思い出す人もいるだろう。
誘拐事件から娘さんもすっかり立ち直り、現在は母親のクリニックを手伝っている。
気持ちも落ち着いたのか、池田優子の半世紀を綴った自叙伝
「ハンサム・ウーマン」がこのほど出版された。
池田ゆう子クリニックは美容整形の中でも、豊胸手術を得意としている。
男の自分にはよく分からない分野のことだが、豊胸手術にはバッグ、脂肪注入、ヒアルロン酸注入の3つの方法があるらしい。
一番トラブルが多いのはシリコンや生理食塩水などを挿入するバッグ法で、術後に形がいびつになることが多く、再手術の駆け込みで同クリニックを訪れる患者が少なくない。
池田ゆう子クリニックは、自分の体内の余分な脂肪を胸に注入して、一石二鳥で胸がきれいになる脂肪注入法を取っている。
これはバッグ法と違って30箇所以上に1~2ccずつ満遍なく脂肪を注入していく細かな作業で、高等な技術が要求される。
この脂肪注入法を世間に広めるためにメディアにも露出するようになり、「笑っていいとも」の本物の女医当てクイズに出演したことがきっかけで、テレビにも頻繁に出るようになった。
なぜなら、美と知性を兼ね備えた女医だからだ。
池田優子の半生は波乱万丈の人生だった。
産婦人科の開業医の娘として生まれ、医学部に進学するために幼い頃から英才教育を受けていた。
高校も東大進学率抜群の女子高に入学して、医学部コースで勉強していた。
それが夏休みの医学部コースの合宿塾で、男に狂い始めたことから、勉強も疎かに。そして、女優を目指して、日大芸術学部へ。もちろん親は大反対。
医者の娘。美人。
大学を卒業すると次は結婚するしかなかった。
家柄がいいのでお見合いをすること28回。
やっとめぐり合えたのが資産300億円の会社の御曹司だった。
新宿御苑が見下ろせる6階建ての自社ビルの最上階の200坪が自宅だった。仕事に忙しい夫とは長続きはせず、2年余りで離婚。
そして、30歳子連れで独り立ちするために選んだ職業が、医者だった。
子供を保育所に預け、9時から3時までが受験勉強の時間。
物理や数学は得意だったが偏差値の低い私立大学の医学部へ見事に入学する。
親元が金持ちなので援助しあてもらえたから、そういう進路へ進めたのだろうが、この本から目標を持つことが人生にはどれだけ大切なことかを教えられる。
40代でコギャルファッションに目覚めたかと思うと、一方では大のフェラーリマニアでわずか5分の通勤距離も愛車のフェラーリで通勤する。
ファッションではクロムーハーツがお気に入り。
そういえば、知人にクロムハーツが好きがいた。その時は聞き流していたが、改めてクロムハーツがどういうブランドだか分かった。
本のタイトルのように、男前な女性である。
久しぶりに、一気に読んでしまった。
[PR by ブログタイムズ]
人気ランキング