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by tetorayade

テレビ東京で広告が復活したワケ

この前、テレビの番宣が減ってその分、公共広告機構のCMが増えた、と書いたエントリーで、マスコミ関係者の方から「テレビ局は広告収入が減っていますが、CM量はむしろ昔より増えていますよ」とのコメントが入った。

理由はCM1本の単価が下がったから。

Gパンの値下げ競争に始まり、ボージョレヌーボも大手スーパー同士が解禁前に分刻みで不毛な値下げ競争を繰り広げていたが、テレビ局もわれわれの知らないところで広告のダンピングを図っているようだ。

それを実感したのがきのうのテレビ東京(テレビ大阪)。

ゴールデンタイムでローカル列車の旅番組。ちょっと前ならCMタイムは番宣がほとんどで、番宣の隙間にCMが入る感覚だったが、きのうは違った。

企業CMがガンガン流れる。

一瞬、景気が回復したのか、と錯覚するぐらい企業CMのオンパレード。しかも、同じ企業のダブリもない。

これって、飛行機によく似ている。

搭乗率の低い飛行機も、満席の飛行機も飛ばすのには同じ金がかかる。

それなら、搭乗率の低い飛行機は空気を運ぶよりも、激安にしてでも、乗客を乗せた方が、赤字も多少は抑えられる。

テレビ局も番宣を流すぐらいなら、CM料を大幅に値下げしてでも、広告を取ったほうが得策と考えたのだろう。

テレビ東京は番宣比率が高かったために、ダンピングしたことが非常に分かりやすかった、という次第だ。

景気が回復した後で、一度ダンピングしたCM料が元に戻るかは、甚だ疑問でもある。

加えて、値下げ合戦は景気回復には相反する行為で、じわじわとデフレの泥沼へはまっていくことでもある。

デフレに対抗するために、東芝はあえて高機能の薄型テレビを高価格で販売する戦略に出た。

企業は利益を追及して、税金を納め、社員の生活を豊かにして、地域社会に貢献するのが使命だ。

利益が出なければ、そのサイクルが回らず、国家も破綻する。

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by tetorayade | 2009-11-22 09:51 | テレビネタ