4年前のエントリー「シャッター音でつまみ出された偽カメラン」にコメントが寄せられたのはおととい。
このエントリーは女子ゴルフの「ミズノクラシック」で、偽造した社員証でプレスのカメラマンになりきった男の事件だった。
宮里藍がティーショットのアドレスに入った時、振り向き様にカメラのシャッターを切るカメラマンを指差し「あのカメラマンです」と訴えた。
ゴルフは集中力のスポーツなのでスイングの途中にシャッターを切らないのは、ゴルフ取材では基本中の基本。それを無視するかのようにシャッターを切り続けていたカメラマンに退去命令が出た。
調べてみると偽のプレスカメラマンであることが分かっただけでなく、甲子園のチアガールのパンチラを撮影して捕まったことのある札付きの不良カメラマンだったことが判明した。
こんな偽カメラマンに狙われたわけではないが、日本オープン制覇に向けてトップを走っていた石川遼が心無いファンによってリズムを狂わされた。
6番のバンカーショットで、打とうとした時にケータイのカメラのシャッター音が。
集中力が途切れ、珍しく怒りを露にした。
結局このホールはダボ。
運も実力なのでこれが原因かどうかは分からないが、優勝を決めるバーディーパットもカップに嫌われる。
富士通レディースのプレイオフで宮里藍を振り切ったニッキー・キャンベルも4ホール目のバンカーショットの時に、夕日で陰が長くなり、そこに観客の陰が入った。それで一旦アドレスを外した。それほど集中力がいるスポーツ、ということ。
ゴルフ場の実況解説者がいつも小声でしゃべっているのは、そのせいなのだろう。
その時シャッター音がなかったら…
悔やまれる2位であった。
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