謎の入金の顛末
2009年 10月 16日
銀行のATMで残高照会をした時だった。
今までに見たことのない数字が出る。桁を見間違えてるのかと思った。
どこから大金の振込みがあったのか気になったが、あいにく通帳を持っていないので、振込先を確認できない。
そもそも、残高照会をしに来たのではない。金を下ろしに来たのだ。
もう一度最初からカードを入れ直す。
間違いなく最初に見た数字が出てくる。
自分の口座なのに、まるで悪いことをしているかのようだ。
鼓動が高鳴る。
そして、恐る恐る引き出す金額を打ち込み、確認ボタンを押したときだった。
1回払いにするか、リボ払いにするか、見たことのない画面が出てくる。
キャンセルして、もう一度はじめからやり直す。
2回目もこの支払方法の画面が出てくる。
ATMの方式が変わったのかと思うぐらいで、もう一度最初からやり直すためにカードを抜き取った時にはたと気づいた。
カードの色が違う。
そうなのだ。銀行のキャッシュカードではなく、一生懸命クレジットカードを挿入していたのだ。
残高はクレジットカードでキャッシングできる残高が表示されていたのだ。
初めての入れ間違いだったにせよ、気づくのが遅すぎる、というもの。
謎の入金は幻と終わった。
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